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2024年 5月 2日 【理系編】東大合格の極意

みなさんこんにちは!

渋谷駅西口校担任助手の戸田と申します。

 

今日は、東大志望の皆さんのために、私が思う東大合格の極意について説明したいと思います!

 

私は現在東京大学工学部の3年生で、入学時は理科一類という科類に所属していました。

そもそも、東大は入学時に学部学科を決定せず、文系は文一、文二、文三のいずれか、理系は理一、理二、理三のいずれかに入ります。それから大学2年の前半までの成績で、行くことのできる学科が決まってきます。

私が入学した理一は6つの中で最も定員が多く、1学年なんと1000人ほどいるのですが、なんと女子は100人もいないんです…悲しいですね。東大を目指す理系女子の皆さん、待ってます。

科類ごとに必修の授業が少し異なったりしますが、原則どの科類からでもどの学科にでも行くことができる、珍しい大学です。もちろん、特定の学科に行きやすい科類は存在するので(例:文一から法学部、理一から工学部など)、科類を決めるときは、合格点や学科への行きやすさなどをしっかりと調べて決めましょう

 

それはいいとして、いざ東大を目指そう!と思った時に、実際にどのような勉強をしたらいいのか、何を意識したらいいのか、基本的な心構えがわからない人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今日は忙しいみなさんのために、超重要なポイントに絞って説明しようと思います!

東大を受験した私が合格のために大切だと思ったポイントは、以下の4つです。

 

  1. とにかくまずは基本
  2. 質も大事だけど、量も大事
  3. 常に逆算型で計画を立てる
  4. インプット早めに、アウトプット多めに


1.とにかくまずは基本

 東大合格に最も大切なのは、

 いかに基本を理解し、それを応用できるか、です!

 皆さんが思っているよりも、東大は「基本」を重視した問題です。ものすごく細かい知識まで把握していたり、超難解な文章の読み取りや難しい計算ができる学生ではなく、物事の本質をきっちりと理解している学生を求めています。

 なので、本質さえ理解していれば比較的解ける問題も実は多いんです。

 しかし逆に言えば、解答を暗記する、一度聞いて理解した気になる、などといった「ごまかし」の勉強をしてきた人は、容赦なく落とされてしまうのが現実です…

 東大に行くなら、早めに範囲終わらせて、難しい問題できるようにしなきゃ…と思う気持ちには大いに共感します。確かに、範囲を終わらせたり、応用問題を解けるようにするのは早いに越したことはありません。特に東大志望者の中にはとんでもなく学習の進みが早い天才たちもいるでしょう。

 しかし、東大だからといって最初から難しいことをする必要はありません。むしろそうして焦って進めるほど、東大の「基本的な」問題に足下をすくわれてしまいます。

 私自身、周りの東大生の凄いところは、難しい問題を難しく解けることではなく、難しい問題から「基本」を探し出して、簡単なステップに分けて解くことができる点であるように感じます。

 なので、どの科目にしても、まずは必ず基礎を固めてください。それにしっかり時間を使った方が、後々の成績の伸びが早く大きくなります。

 

2.質も大事だけど、量も大事

 東大志望者はものすごく効率的に勉強していて、1回で全てできるようになる、きっとものすごい勉強法を使ってるんだろう、みたいなイメージを持っていませんか?もちろん、そういう人もいますし、私自身そういう人を見ると悲しくなります。

 でも皆さんが思っているより、勉強は量です。質は、いろいろな工夫を通して上げることはできます。先生や担任助手、先輩などからアドバイスをもらうこともできるでしょう。一方、量は、とにかく自分が勉強しないと確保できません。どれだけ基本問題を繰り返し解いたか、どれだけ早いうちから受験勉強を始めたか、過去問を何周できたか、夏休みに何時間勉強したか…結局はこの量が最後にものをいうのです。東大生は絶対に、この量をこなしてきた人たちがほとんどです。

 というよりむしろ、「今の量は未来の質」です。基本を多くやればやるほど、応用に入ったときに効率良く勉強が進みます。そうすれば成績が伸びやすくなります。基本を大事にしている東大の問題にも対応できるようになります。量が質に変わるときは、必ず来るのです。

 もちろん、間違った勉強法をしていたり、勉強した時間だけを気にしていては伸びません。そこは、早い時期にいろいろなことを試して自分なりの勉強法や集中するコツを身につけましょう。しかし、量と質は、両立するものというよりかは、量を前提として質がある、というイメージでまずはとにかく勉強量を確保することが一番大切です!

 

3.常に逆算型で計画を立てる

 また、受験勉強に計画は必須です。それも、「逆算型」の計画です。つまり、模試の目標点や、「この時期までにこれを終わらせる・できるようにする」などといった目印から、逆算して計画を立てるということです。

例えば、このような感じで考えてみましょう:

2ヶ月後の共通テスト模試の数学で15点伸ばしたい

第◯問で10点、第◯問で5点伸ばす

1ヶ月後までに◯◯の範囲の問題集を終わらせる

1日に◯問

 

 長期的な大きな目標を達成するために、時期ごとに小さな短期目標に分け、それを確実に実行していくことが非常に大切です。仮に遅れた場合も、絶対に後回しにせず、週単位で取り戻す癖をつけましょう。高3になってから大幅に計画が遅れていると、取り返しのつかないことになります。

 もちろん、計画を立てること・守ることの大切さは東大志望に限らずの話ではありますが、東大を受けるなら、科目数も多く、最終的に必要なレベルも高いので、逆算して計画を立て、その通りに実行する力はさらに大事になってきます。

 

4.インプット早めに、アウトプット多め

 勉強は主にインプットとアウトプットの2種類に分けることができます。インプットとは、講座の受講や教科書など、知識や能力を取り入れる(入力する)勉強です。対してアウトプットとは、自ら問題演習を通してその知識を出力する勉強です。

 特に、東大の入試のような難しい問題を解けるようになるためには、後者のアウトプットが超重要です。いくらインプットを通して学習したつもりでも、それをしっかり応用して解答用紙で表現するには練習が必要です。

 解答を見れば理解できるけど、自分では解けない…と思うこと、ありませんか?それは、アウトプット力の不足を意味します。よく、「他人に教えられるようになるのが本当の理解」と言われますが、まさにその通りです。自分で問題から何が必要かを抽出し、それを用いて解答を形作る能力が全科目記述式の東大合格には必要不可欠です。

 そのアウトプットは、主に受験生になってから過去問演習などを通して行います。その演習量を十分に確保するためには、その前のインプットを早めに、かつしっかりと基本を身につけながら終わらせることです。そしてそのためにはきちんと計画通り学習を進めることです。

 

 これから東大を目指す皆さんは、以上の4つを意識しながら頑張ってみましょう。

 たとえ世代の天才たちに勝てなくても、東大の合格最低点を取ることは可能です!そのためには、まずは基本から、確実に身につけてそして応用へと移行していきましょう。

 

 みなさんの健闘を祈っています!

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