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2021年 2月 12日 知之為知之、不知為不知、是知也。 永田聡太郎
みなさんこんにちは。担任助手1年の永田聡太郎です。
今日はタイトルにある言葉について話していきたいと思います。主に受験生に向けたものですが、来年以降受験する人にとっても参考にしうることだと思うので、ぜひ読んでみてください。
さて、表題の「知之為知之、不知為不知、是知也。」はみんな大好き『論語』の一節です。現代語訳すると
「知っていることを、知っていることと自覚し、知らないことを知らないと自覚する。これが知るということだ。」
こんな感じでしょうか。「知る」は「理解する」のニュアンスに近いので、
知るを理解するに置き換えてもいいでしょう。
勉強するにあたって、合格ラインに達するには、様々な知識を吸収し、理解する必要があります。この一節に則れば、勉強の過程とは何を知っていて、何を知らないのかを明確にすることになります。
日本史なら一問一答で分からない単語にチェックをつけていくことがこのことにあたると言えます。
しかし、入試会場では、点を取るという目的のために、知らないことでも知ったかぶりをせざるをえません。そのため、受験が続くと、自分が何を知っていて
何を知らないのかあいまいになってしまうかもしれません。
そのため、入試の前後では基本的な事項の確認も怠らないことをお勧めします。
来年以降入試を迎える皆さんも、本番に向けて勉強する段階で
知ったかぶりをすることは、無益なのでやめましょう。
本日の投稿者:東京大学文科Ⅱ類1年 永田聡太郎